子育てを放棄したいと思ったら…

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子育てを放棄したいと思ったら…

子育ては、楽しいばかりではありません。人一人を育てることは、それは大変なことです。心も体も子どもに寄り添わなければならないので、可愛い・楽しいだけではないんです。親だって一人の人間です。日々の子育てに追われて、「限界」が来る時があるかもしれません。「子育てを放棄できるなら放棄したい」と思う時が来たら、ちょっと立ち止まってみてください。

 

子育てを放棄する=ネグレクト=虐待

子育てを放棄するということは、ネグレクトです。今や社会問題となっている、児童虐待の一つなんです。厚生労働省では、育児放棄(ネグレクト)を次のような行為などが値すると挙げています。

 

  • 家に閉じ込める
  • 食事を与えない
  • ひどく不潔にする
  • 自動車の中に放置する
  • 重い病気になっても病院へ連れていかない
  • 乳幼児を家に残して度々外出する
  • 子どもにとって必要な情緒的欲求(愛情)を与えていない
  • 祖父母や同居人、保護者の恋人、兄弟から身体的・精神的虐待を受けているのに、それを放置している

 

これってどんな状況だと思いますか?子どもが生きていく上で、安全や生命の危険に脅かされるという状況です。子どもは世話をしてくれる人がいなければ生きていくことが出来ません。そしてその世話をしてくれるのが家庭では“親”になります。つまり、親が子育てを放棄すると子どもは死に至るかもしれないということになります。

 

育児放棄は誰でも隣り合わせ

児童虐待は連日のようにニュースで報道されています。育児放棄による虐待によって、子どもが亡くなる痛ましいケースも多々あります。
「どうして自分の産んだ可愛い子なのにこんなことを…許せない」という世間の声はもっともです。もちろん、我が子を傷つけることに共感は出来ません。でも「子育てがものすごく負担になっている」「孤独」「余裕がない」「どうしてわたしばっかり」「泣き声が怖い」「もう嫌だ」といった、同じ子育てをする母親としての苦悩は分かるんですよね。だから「いつ自分だって育児放棄をするか分からない」と感じる親御さんは、多いのではないでしょうか。

 

私も長女の子育てであまりに辛い時に、テレビで虐待のニュースを見ました。母が「どうしてこんなことを…」という隣で、「この虐待したお母さんの気持ちは良くわかるけどね」と呟いたところ、「そんなことになる前に助けてと言いなさい」と諭されました。それくらい、子育てを頑張っているお母さんは、みんなギリギリのところで踏ん張っているというのも事実です。

 

子育てを放棄したいという気持ち

子どもが生れた瞬間から、子育てを放棄したいと思う人、子どもを傷つけたいと思って子育てをする人はいません。だから子育てを放棄してしまいたいという気持ちは、よっぽど子育てで追い詰められていると言えます。子育ては思うようになりませんし、自分の時間もありません。子どもは言うことを聞かないし、夫の協力も得られない。そんな状況下で、自分ばかりもう嫌だという気持ちになるのも当然です。

 

また理由があって一人で子どもを育てている人だって、子育て・仕事・家事の全てを頑張っていると、心も体も疲れてしまい、全て無くなってしまえばいいのにという気持ちになってしまうこともあるのではないでしょうか。だからと言って、本当に子育てを放棄してしまうと、子どもの命が危険にさらされます。気が付いた時には取り返しのつかないことになってしまっては、あまりにも悲しすぎます。

 

 

子育てを放棄したいという気持ちになったら

子育てを放棄したいという気持ちになったら、まず誰かに助けを求めましょう。ご主人や両親、義両親、友達、子育て支援センター、市役所、児童相談所、保健センター、どこでも構いません。一人で子どもと接していると、どんどん追い詰められていくため、人に相談するべきです。虐待は、家庭という狭い世界の中で人の目につかないことから起こります。それならば、人の目をいれるべきです。

 

スマホネグレクト

子育てを放棄することは、ネグレクトとして児童虐待に値するという話をしましたが、最近では“スマホネグレクト”というのも問題になっています。子どもが話しかけたり泣いていても無視してスマホに夢中になったり、子どものお世話そっちのけでスマホに依存して夢中になってしまう育児放棄です。スマホの普及は私たちの生活を豊かにしましたし、スマホが無ければ不安で仕方がないというスマホ依存症の人もたくさんいると言われています。

 

私も三人目の子育ての時、スマホをいじりながら授乳をしていたら、母に「赤ちゃんはあんたがスマホをいじってるの見てるよ!赤ちゃんに伝わるんだからやめなさい」と言われたのをよく覚えています。スマホはSNSで人とつながれたり、知りたい情報を教えてくれたり、書籍や動画が見れたり、ゲームが出来たりとっても楽しいアイテムです。

 

だからハマる気持ちも良く分かります。でも、子育ての中でスマホばかりいじってしまい、いつの間にか子どもの声も聞こえないし、子どものお世話なんてする気にもならないという、育児放棄につながりやすいのも事実です。何よりも子ども自身が、お母さんが自分のことをみてくれない、自分の話を聞いてくれないという気持ちになってしまいますよ。スマホはほどほどにして、子どもと関わることができるといいですね!

 

まとめ

子育てを放棄してしまうと、子どもは命を落としてしまうかもしれません。例え命があっても心にとても大きな傷を負います。信頼している大好きな親から、まるで自分はいないかのような扱いを受け、愛情を与えられず、助けてもらえないなんて絶望しかありません。子育てが大変だと思う気持ちは分かりますが、それでも子育てを放棄することを親は決してしてはいけません。子育てが大変でどうしようもないと感じるのであれば、まず助けを求めましょう。

 

子どもに優しくしたいけれど出来ない、子どもさえいなければと思ってしまう場合は、子どもが最低限命を保証される場所を見つけるべきです。離れてみて、心が元気になれば一緒に暮らすという選択もできます。だから子育てを放棄する前に、まずは周りに助けを求めてみてくださいね!


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