子育て中に救われた詩“today”

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子育て中に救われた詩“today”

子育て中に孤独を感じる時ってありますよね?自分の気持ちをどうすればすっきりさせることができるのか分からない、友達に話を聞いてもらってもなんだかモヤモヤするなんてこと、ありませんか?そんな時は、ぜひ自分に寄り添ってくれる“詩”をみつけてみてください。

 

私にとってそれは“today”という詩でした。

 

todayってどんな詩?

“今日” (訳:伊藤比呂美) 作者:不明

 

今日、わたしはお皿を洗わなかった

ベッドはぐちゃぐちゃ

浸けといたおむつは

だんだん臭くなってきた

きのうこぼした食べかすが

床の上からわたしを見ている

窓ガラスは汚れ過ぎてアートみたい

雨が降るまでこのままだとおもう

 

人に見られたら

なんていわれるか

ひどいねえとか、だらしないとか

今日一日、何をしていたの?とか


わたしは、この子が眠るまで、おっぱいをやっていた

わたしは、この子が泣き止むまで、ずっとだっこしていた

わたしは、この子とかくれんぼした

わたしは、この子のためにおもちゃを鳴らした、それはきゅうっと鳴った

わたしは、ぶらんこをゆすり、歌をうたった

わたしは、この子に、していいこととわるいことを、教えた


ほんとにいったい一日何をしていたのかな

たいしたことはしなかったね、たぶん、それはほんと

でもこう考えれば、いいんじゃない?


今日一日、わたしは

澄んだ目をした、髪のふわふわな、この子のために

すごく大切なことをしていたんだって

 

そしてもし、そっちのほうがほんとなら、

わたしはちゃーんとやったわけだ

 

詩が私の頑張りを認めてくれた

私が“today”という詩に出会ったのは、3人目が生れて家に閉じこもっていた時です。もともと人の目を気にする性格に加えて、会社勤めとは違ってどこまでやっても終わらない子育てに、心は折れそうでした。そして「もういいんだよ」と言ってもらえることがないので、もっともっと頑張らなければと自分を追い込んでいましたね。

 

思うようにいかない毎日に、イライラしながら上の子を怒鳴っては「ごめんね」と謝り、家の中はめちゃくちゃで「家にいるのに自分は家のことさえも出来ない」と思い悩み涙が出る日々でした。そんな時子育て支援センターで、スタッフの方に思いをぶつけて「自分はダメな母親だ」「家のこともできないし、子どものことも何もできない」「私だけが出来ていない」と泣いたんです。

 

でも支援センターのスタッフの方が「お母さんはすごく頑張っているね」と優しく声をかけてくれたのと同時に、この「today」という詩をコピーしてくれました。初めてみた時には、涙が止まらなかったです。「私だけじゃないんだ。」「私はちゃんと子育てしてるんだ」「私は頑張っているんだ」と自分のやっていることは誇ってもいいことなんだと思わせてくれました。

 

そこから自分の手は2本しかなくて、3人の子育てを完璧にしようと思っても出来るわけがないんだと気づきましたし、精一杯自分はやっていると自分自身を褒めてあげることが出来るようになりました。この“today”という詩のおかげで、私は救われたといっても過言ではないんです。

 

子育てを頑張る自分に詩は寄り添ってくれる

私にとって子育ての中で苦しい時期を支えてくれた詩は“today”でしたが、自分に響き寄り添ってくれる詩というのは人によって違います。人に言われても響かなかったことが、詩によって文字で目から入り脳に響くことで、伝わってきたりするんです。特に、子育てに孤独を感じたり、どうやって自分のやりきれない気持ちを浄化させたらいいのか分からないという子育てママは、共感できることがあればフッと気持ちが楽になる瞬間があります。

 

それが人によってはお友達と話をしている時かもしれませんし、誰かに話を聞いてもらっている時かもしれません。でも私もそうでしたが、引越し先で知り合いがいなかったり、人と関わるのが苦手という方は、なかなかそういった機会に恵まれなかったりします。そんな時は今の自分の気持ちに寄り添ってくれる“詩”を一つ知っておくと、心を持ち直すことができますよ。

 

まとめ

子育て中に詩を読むことはなかなかないかもしれません。でも、世の中にはたくさんの心にしみる詩があります。もちろん、詩を書くことをお仕事としている詩人の方が書いたものもあれば、todayのように作者はわからないけれども、心に響く作品も沢山あるんです。ぜひ子育てでちょっと息詰まったりした時、心を落ち着け寄り添ってくれる詩を見つけてみてくださいね!


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