自閉症の子の子育てとお母さんの心の休憩所

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自閉症の子の子育てとお母さんの心の休憩所

自閉症の診断を受けたけれど、子育てが不安でいっぱいというお母さん、いらっしゃるのではないでしょうか。この記事では、自閉症の子どもの特徴と、関わり方の難しさ、そしてそんな自閉症の子育てを頑張るお母さんの心を休める場所づくりについてお話します。気になる方は、参考にしてみてくださいね。

 

自閉症の子どもの特徴

(1)他者とコミュニケーションを取るのが苦手
自閉症は、知的障害を伴う場合と、伴わない場合があります。知的障害を伴う場合は、言語の発達に遅れがあるため、他者とコミュニケーションを取るのが難しい場面があります。

 

  • 相手の言ったことを繰り返す
  • 独り言を繰り返す
  • 言葉をストレートに捉える
  • 会話が一方的
  • 癇癪で自分の要求を伝えようとする

 

(2)こだわりが強い
自閉症の子どもの大きな特徴として、特定のものに対してのこだわりが非常に強いです。また、物事に対して自分の中の手順や、スケジュールに変更があることに対して、強い拒否を示す場合があるので、子育ての中で育てにくさを感じることは多々あるのではないでしょうか。

 

(3)他者との関わり方が一方的
自閉症の子どもは、相手の表情から他者の気持ちを読み取るというのが苦手なので、どうしても他者との関わり方が一方的になってしまいがちです。また、他人に対しての関心が薄く、名前を呼ばれても返答しなかったり、視線が合いにくい、自分から関わろうとしないといった症状も見られたりします。大人が間に入れば、かかわりをスムーズに取ることができる場合もありますよ。

 

(4)感覚が過敏
赤ちゃんの泣き声や、電車や救急車の通る音など、人によってその対象は異なりますが、特定の音が不快という子がいます。そして、それは音をキャッチする聴覚だけではなく、視覚・触覚・味覚・嗅覚といった感覚が過敏になって不安や混乱となることがあるんです。自閉症の子どもの中には、触られるのが嫌という子も多いですよ。

 

参考資料:自閉症のある子どもの理解と支援Q&A集

 

自閉症の子どもは関わり方が難しい

自閉症の子どもへの関わり方は難しいです。

 

  • 危険なことを理解させるのが難しく、スーパーの駐車場を何度も走り回る
  • 自分の思い通りにならなければ延々にひどい奇声をあげたり、癇癪を起し続ける
  • 授業中大人しく座ることができず、大きな声を出しながら歩き回る

 

子育ての中で、自閉症の子どもの行動を一例をあげただけでも、想像すると胃が痛くなってきそうです。更に日常生活の中で、何度繰り返して教えても、なかなか思うように理解してくれないので、根気もいりますし、精神的にも疲れてしまいます。

 

自閉症の子どもは、早期発見して出来るだけ早い段階から、適切な関わり方をすることで、子どもも落ち着きが見えてきたり、親も関わり方のコツがわかってくるようです。でもそんなに簡単にいくわけでもなく、子どもが小さいうちは、自分のいうことを聞いてくれない我が子に対して、心労が重なることが多いですよね。

 

そして、お母さん自身が子どものために頑張って子育てをしても、なかなか思うようにいかなかったり、周りからの同情や好奇のまなざしが向けられることで、お母さんをどんどん追い詰めてしまうという現状もあります。

 

お母さんの心を休める場所が重要

子どもが自閉症の場合、子育てをするお母さんの心労は、その立場でなければ到底分からないくらい、大変なものです。我が子のためにと頑張っても、成長を感じられたと思ったら、一気に手が付けられないほど荒れたり、心が折れそうになってしまうことばかり。どんなに頑張っても、誰かにそれを認めてもらえなかったり共感してもらえなかったりすると、どんどん追い詰められてしまいますよね。だから、せめてお母さんが壊れてしまわないように、お母さんの心を休める場所をもちましょう。

 

 

(1)周りの人
夫や両親、義両親に話を聞いてもらえるのであれば、話を聞いてもらいましょう。もちろん、仲の良いお友達に話を聞いてもらうのもいいですが、もしもお友達に障害のないお子さんがいる場合は、どこかで我が子と比べてしまい、苦しい気持ちになってしまかもしれません。また、ご主人や両親・義両親に子どもをみてもらって、その間にお母さんがリフレッシュするのもすごく大事なことです。

 

(2)同じ立場のママ友
自閉症の子の子育てをする同じ立場のママ友に話を聞いてもらうのは、他のどの人に話を聞いてもらうよりも、自分自身の気持ちが開放できるのではないでしょうか。「頑張ってるね」「私もそうだったよ」「分かるよ」と、実際に、同じように沢山泣いて頑張ってきたお母さんの共感は、大きな力になります。周りに同じ立場のママ友がいないという場合には、子育て支援センターでサークルを探してみてはいかがでしょうか。

 

同じ障害を持った子どもの子育てに奮闘するお母さんと、交流することができますよ。また、「親の会」を探して参加してみるのもおすすめです。親の会もまた、障害を持つ子の子育てで悩み、相談し合い、受け止め合うことができるので、自分だけじゃない、自分も前を向こうという気持ちにさせてくれますよ。

 

(3)自閉症の子育てをする母親のブログや本を読む
自閉症と一言で言っても、1人1人その症状は違います。また、自閉症の我が子との毎日のやりとりの中で、対処しようとしても聞いてくれなくてイライラするし、「だれか正解を教えて欲しい!」という時は必ずありますよね。

 

そんな時は、もちろん自閉症の子どもの子育てについて書かれた専門書を読むのも、知識を深めるという意味で効果がありますが、同じ経験をしてきた自閉症の子育てをする母親のブログや本を読んでみると勇気づけられます。自分が苦労した中で、自閉症の子どもでもここだけは押さえておかなければならないということなど、説得力がありますし、自分もやってみようという気持ちになりますよ。何よりも、見ているだけで励まされます。

 

(4)SNSで吐き出す
最近では、SNSが普及しています。自分の普段抱えている悩みを吐き出すと、すっきりするかもしれませんね。もしかすると、同じ境遇のお母さんがコメントをくれることもあるかもしれません。そして、SNSに自分の気持ちを吐き出すことで、気持ちの整理をつけることができますし、子育てで行き詰って見返したとき、自分はこんなに頑張っていたんだという、記録にもなりますよ。

 

まとめ

自閉症の子どもの子育ては、子どもの障害の程度にもよるところがあるものの、関わり方が難しいです。お母さんはすごく悩んだり追い掛け回したり、うまくいかず泣きたくなったり、大変なことが多いかと思いますが、自分自身を発散させるための「心を休める場所」を必ず作り、頑張り過ぎない子育てができるといいですね!


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