HSCの子育ては、関わり方が重要なポイント!

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HSCの子育ては、関わり方が重要なポイント!

この記事では、HSCの子育てのポイントについてお話します。「我が子はもしかするとHSCかもしれない。どう関わったらいいんだろう。」と思っている方は、良かったら参考にしてみてくださいね。

 

HSCって何?

HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)とは“人一倍敏感な子”のことで、心理学者のアローン博士が提唱した概念です。HSCという3つのアルファベットが並ぶと、障害や病気なのかなと思ってしまいますが、実はそうではありません。生まれ持った“気質”です。だから、治療なんて必要ありません。気難しい子もいれば、穏やかな子もいる、そんな子どもの気質の一つと考えてみてください。

 

  • 感受性や共感性が高い
  • 手や服についた、ちょっとした汚れが気になって仕方がない
  • 慎重
  • 刺激に対して敏感
  • 物事を深く考える
  • 泣き止まない、眠らない
  • 刺激に対して疲れやすい
  • びっくりしやすい
  • 友達が怒られていると自分も泣き出す

 

上記の特性はほんの一部ですが、このHSCは全世界の子どもの5人に1人いると言われています。だから全く特別なことでも、おかしなことではありません。実は我が家の長女も当てはまるものがいくつかありましたが、確かに幼児期は難しい子だなと思うことも多かったです。ただ、当てはまるところもありますがそうでないものもあるので、HSCではないのかもしれません。でもそんな長女の子育てでも、私だけでなく私の母も「この子はもしかすると何か障害があるのかしら」と心配したくらい、ちょっと難しく感じましたね。

 

長女はかなり慎重で、考え出すとどんどん先のことを考えてしまい、なかなか行動に移すことができません。更に恐怖心が非常に強く、感受性もとても豊かです。小学2年生の時に不登校になりかかり、スクールカウンセラーの先生に相談をした時にも、長女のことを「感受性が高い」「難しい言葉を使う」「同級生と話が合っていないことがあるかもしれない」と言われたことがあります。

 

HSCと関係があるかは分かりませんが、あの時は深く考えず「この子の気質」と捉え、子育てで特別な関わり方をしなければなんて思いもしませんでした。長女は人間関係でも悩むことが多く、友達と遊んでいてもトラブルに巻き込まれると「お腹が痛い」とうずくまることも多いですし、友達からの言葉によく傷つきます。ちょっとしたことがあると「お腹が痛い」と何度もトイレに行きますよ。ちなみに幼児期はストレスを感じると、しょっちゅう蕁麻疹が体中に出ていましたね。更には、次女や三女が私に叱られていると「かわいそうだから怒らないで」と長女が泣きついてくることもよくありました。

 

服に関しても、肌にあたる刺激が気になる服がよくあるので、せっかく買っても着ずに妹に綺麗なままお下がりになります。とにかくちょっとしたことが気になるようで、それに対して私が「そんなことじゃ大きくなって強く生きていけないよ。気持ちを強く持って!」なんて言葉をかけてしまうと、「私は強くなれないから」「心が弱いから」といった自分に自信が持てない発言が多くなってしまいました。それが、私の長女への言葉のかけ方は間違っているのかもしれない、と気が付いた瞬間でしたよ。

 

子育てはどう対応したらいい?

(1)共感する
HSCの子育てを困難だと感じる親御さんは多いですが、HSCは他の子どもと変わりません。人に共感してもらえると安心しますし、自分は一人ではない、自分には味方がいると思うことができます。「こう思うんだね」「こう感じたんだね」と子どもの気持ちを代弁すると、子どもは不思議と落ち着いたりしますよ。両親に自分の気持ちを共感してもらえると、安心できるのではないでしょうか。

 

(2)そのまま受け入れる
HSCは、ちょっと変わっていると思われることもあるかもしれません。「ちょっと神経質なんじゃないか」「気にし過ぎなんじゃないか」「おかしいんじゃないか」など、親だからこそ感じる不安もありますよね。それでもそのまんま、我が子です。子どもは親にそのまま受け入れられていると感じることで、自分の存在を肯定することができます。子どもの成長に絶対不可欠ですよ。

 

(3)話を聞く
HSCの話をじっくり聞きましょう。親からすると、理解できない行動であっても、じっくり子どもの話を聞くことで理解できることもあるかもしれません。また、子どもも自分の話を聞いてくれているという、親への信頼へつながりますよ。

 

(4)否定しない
自分に理解できないことを子どもがしたら、どうしても反射的に否定してしまいそうになる気持ちも分かります。でも自分に置き換えてみても、自分にとって当たり前の行動をして、大好きで信頼している人から頭ごなしに否定されてしまうと、悲しすぎませんか?子どもも大人も、HSCでもそうでなくても、まずはよく話を聞いて否定から入らないようにしましょう。私自身も気持ちに余裕がないと、「そんなこといちいち気にしなくて大丈夫」と怒りながら言っちゃいますが、優しく寄り添うと落ち着くのでこちらも余裕と根気がいりますね。

 

(5)見守る
ついつい「こうするべき」と口を出したくなりますが、本人にとっては一方的な押し付けで苦しいので、干渉せず見守りましょう。

 

(6)ポジティブにとらえる
私もそうなのですが、子どもに強くなってもらいたいからと、どんどん前に引っ張ろうとしても、本人は出来ないので苦痛なんですよね。「慎重なのはよく考える子」「傷つくのは人の気持ちを理解出来る優しい子」と、我が子の気質をポジティブにとらえて、受け止めることがものすごく大事です。

 

(7)褒める
子どもだけでなく、大人もみんな褒められたいという気持ちはありますが、HSCの子どもの子育ては、褒めることが重要です。叱ったり厳しくしつけることは、子どもを追い詰めてしまうので、安心できる環境で褒めて伸び伸び成長させてあげられるといいですね。

 

まとめ

HSCをそのままを受け入れるというのは、子育ての中で親がHSCとはどんな気質なのかということを理解しなければなりません。私もつい子どもに言ってしまいがちな「いちいちそんなこと気にしないの」「くよくよしない」「強くならないと」といったような言葉は、HSCにとってはとても辛いかもしれませんよ。

 

我が子の気質をポジティブにとらえ、ありのままの我が子を受け止められるような子育てが出来るといいですね!HSCでなくても、子どもは一人一人違います。また子育てする親の関わり方も一人一人違います。基本に戻ってみるのが一番ではないでしょうか!

 

参考文献:エレイン・N・アローン 「ひといちばい敏感な子」
     明橋大二 「HSCの子育てハッピーアドバイスHSC=ひといちばい敏感な子」

 


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